都市計画論文集
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障害者のバス利用の現状把握とニーズを考慮した交通手段の検討
- 愛知県日進市をケーススタディとして -
伊藤 真章松本 幸正鈴木 温
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ジャーナル オープンアクセス

2015 年 50 巻 3 号 p. 746-752

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抄録

本研究では,2014年に愛知県日進市において障害者を対象に実施されたアンケートに基づき,バスの利用が困難な障害者のニーズを考慮した交通サービスを分析した.外出状況の調査結果からは,障害者の54.3%は「バス利用可能者」,45.7%は「バス利用困難者」に分類することができた.分析の結果,「いつも介助を必要とする」・「通学」・「知的障害」・「視覚障害」といった制約がバスの利用可能性を低下させ,「バス利用困難者」となる要素となることがわかった.個人属性と運行手段に対するニーズのコレスポンデンス分析の結果から,「バス利用困難者」のニーズを考慮した交通サービスとしては自宅までの送迎や介助者の同乗・リフトなどの特殊装備が必要なことなどがわかった.

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© 2015 公益社団法人 日本都市計画学会
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