都市計画論文集
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木造密集市街地の街路における行動者量と物理的環境特性の関連に関する研究
寝屋川市萱島東地区における調査と分析
芳原 拓実田中 貴宏稲地 秀介
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2016 年 51 巻 3 号 p. 1038-1045

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抄録

我が国の多くの木造密集市街地は、主に防災上の観点から、街路拡幅等を含む市街地再編が求められている。しかしその一方で、木造密集市街地の街路が、日常的なコミュニケーションの場になっていること、安心感や親近感などを得られる場となっていることなどが指摘されており、市街地再編の際にはそのような良さも活かす必要があると考えられる。そこで本研究では、そのような市街地再編の際に参考となる街路空間設計指針作成を最終目的とし、その第一歩として、大阪府寝屋川市萱島東地区を対象に現在の木造密集市街地における街路の行動者量とその物理的環境との関連を明らかにすることを目的とした。また、街路の行動者量が人々の印象評価に及ぼす影響についてもあわせて分析を行った。その結果、行動者量は位相構造、街路幅員、土地利用による影響を一定程度受けており、またその行動者量は住民の街路に対する印象評価にも影響を及ぼしていること等が示唆された。

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© 2016 公益社団法人 日本都市計画学会
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