都市計画論文集
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昭和前期の雲仙における国際公園都市計画に関する研究
戦前の景勝地における都市計画の展開
西川 亮中島 直人窪田 亜矢西村 幸夫
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2016 年 51 巻 3 号 p. 1160-1167

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抄録

本研究は昭和前期に雲仙で都市計画家によって策定された国際公園計画に着目した。本研究は、次の点で特異的である。すなわち、造園家ではなく都市計画技師によって景勝地の計画が策定されたこと、日本最初の国立公園である雲仙で都市計画法及び市街地建築物法が適用されたこと、そして計画の実現が図られたことである。本研究では、計画の詳細や市街地建築物法及び都市計画法の効果、都市計画技師の谷口氏の役割について考察を行った。計画は道路や広場整備、ゾーニング、施設計画等を含む総合的な計画で当時の都市計画技術が応用されていた。また、1940年東京オリンピックや国立公園整備といった要因もあり、市街地建築物法及び都市計画法によって街路や広場、街並みの整備が実現した。都市計画技師の谷口は計画策定に留まらず法の適用や都市計画決定、都市計画実現に至るまで関わり、計画者及び計画推進者としての役割を果たした。

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© 2016 公益社団法人 日本都市計画学会
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