都市計画論文集
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被災中心市街地における被災後の土地の利活用実態と地権者意向に関する研究
石巻市中心市街地を事例として
桝山 和哉姥浦 道生苅谷 智大
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ジャーナル オープンアクセス

2016 年 51 巻 3 号 p. 431-437

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抄録

本研究は、被災後の土地の利活用実態を調査し、未利用地に関しては地権者意向を調査することによって土地の利活用実態を明らかにする。その上で、現状に対する課題を考察し、被災中心市街地の土地の活用を促進させていく際の知見を得ることを目的とする。建物再建や整備予定地といった、活用の動きがある土地は主に公共団体・寺院所有、あるいは300m2以上の土地、所有地面積の大きい地権者の土地で多い。浸水深においては、1.0m未満と3.0m以上の土地で活用が図られ、その間の浸水深の土地は未利用地の残存が多い。所有地が未利用地として残っている地権者で活用、売却が予定されていない土地の地権者の意向としては、条件を受け入れられれば賃貸や売却をしても良いという地権者が多く、この条件に合致するようマッチングさせていくことが必要である。

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© 2016 公益社団法人 日本都市計画学会
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