一般的に、商店街での「非日常的行事(イベント等)」は、学生と商店街との関わりを確保する機会となり、商店街と学生の関係づくりにおいて有効であると考えられる。また、この取組は、学生の商店街に対する満足度形成にも有効であると考えられる。しかし、年間を通じて多くのイベントを開催している飯塚商店街においては、「非日常的行事」によって、学生の商店街に対する満足度を向上が発揮されていない可能性があることが想定された。本研究では、飯塚市内の学生を対象として商店街に対する意識調査を実施し、「非日常的行事」が与える負の影響について分析し、「非日常的行事」が商店街の満足度に負の影響を与える可能性があることを整理した。