都市計画論文集
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広島市における夏季の気温・湿度分布推定および冷房負荷の分布特性に関する研究
メソ気象モデルWRFを用いた検討
大田 修平松尾 薫横山 真佐々木 唯田中 貴宏
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ジャーナル オープンアクセス

2017 年 52 巻 3 号 p. 739-746

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抄録

近年、地球温暖化や都市ヒートアイランドにより都市部の気温が上昇し、快適性の低下や夏季における冷房消費エネルギーの増加が問題となっている。その緩和策の1つとして、海風の冷却効果が注目されている。一方で、海風は沿岸地域で絶対湿度の上昇を引き起こすと考えられる。そこで本研究では、将来の土地利用を提案するために、広島における夏季の気温・湿度分布を用いて、住宅とオフィスビルの冷房負荷分布(ポテンシャルマップ)を作成することを目的とする。研究方法は、まずLocal Climate Zone(LCZ)と呼ばれる気温との相関から一様な気候と見なせる地表面分類の概念に基づき都市分類を行う。その都市分類をメソ気象モデルWRFの入力条件の1つとして気温・湿度の分布を推定する。最後に、推定した気温・湿度分布を使用して、住宅およびオフィスビルの冷房負荷(ポテンシャル)を算出してその分布特性を把握する。

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© 2017 公益社団法人 日本都市計画学会
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