都市計画論文集
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通学利用の確保に資する効果的なモビリティ・マネジメントの実施に関する研究
高校生を対象とした弘南鉄道大鰐線における利用促進方策を事例として
大野 悠貴北原 啓司
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ジャーナル オープンアクセス

2017 年 52 巻 3 号 p. 825-832

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抄録

本研究では、地方部において通学生を対象としたモビリティ・マネジメントを効果的に実施する方法を明らかにすることを目的に、弘南鉄道大鰐線において平成27年度から2か年にわたって、公共交通による通学利用の確保に向けたトラベルフィードバックプログラムを実施した。その結果として、公共交通サービスレベルを現状のまま改善しなかった場合でも、生徒の保護者を対象とした公共交通の利用促進、および保護者と生徒との話し合いを通じたプログラムは、送迎通学の抑制に一定の効果があることが示された。加えて、プログラムの実施にあたっての方法として、送迎通学における非個人的・社会的デメリットを十分に伝えることが効果的であることも確認された。

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© 2017 公益社団法人 日本都市計画学会
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