都市計画論文集
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行政界による影響に着目した道路網の接続度に関する定量分析
田宮 圭祐鈴木 勉
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ジャーナル オープンアクセス

2019 年 54 巻 3 号 p. 652-657

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抄録

人々の生活圏が広域化する中で,道路網は必要不可欠である.しかし,道路は自治体毎に計画・整備されるため,広域的な移動の需要を満たすことができているかは定かでない.本研究では,隣接自治体間での接続度を定量的に測る指標を導出し,国内の行政界における接続度の傾向を明らかにする.結果として,以下のことが明らかにされた.第一に,行政界の接続度の値は全国平均で0.42程度であり,山地や河川などの自然地形による場合が顕著であるが,それ以外の場所でもばらつきが見られる.第二に,道路種別に見ると,高速道路や国道は都道府県界や市町村界によって接続が悪くなる傾向はほとんど見られないが,道路ランクが下がるにつれて,行政界の影響を受ける程度が大きい.第三に,都市地域や市街化区域に絞ってみれば,道路全体の行政界における接続度はそれぞれ0.65, 1.07と全国平均よりも大きいが,接続度の低い場所も観測される.

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© 日本都市計画学会
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