2021 年 56 巻 3 号 p. 1231-1238
近年、地域資源を活用した観光まちづくりが地方創生の方策として位置づけられている。しかし実際は、魅力ある観光資源は限られ、むしろ地域には未利用な資源が多く存在している。そこで本研究は、未利用地域資源の活用促進による観光まちづくりの発展プロセスを分析した。その結果、先ず、資源活用促進メカニズムは、「文化的ブランディング」「文化的マーケティング」「科学的ブランディング」「科学的マーケティング」の4類型で示された。このうち、特に地域内に向けて実践されたインターナル・マーケティングの有効性を、地域関係者らによるミクロ・メソレベルと行政主導によるマクロレベルの視点から分析し、その相乗効果が観光まちづくりの発展に貢献したことを考察した。