本研究では、まち歩きでのまちの見方の違いが地域愛着及び主観的幸福感へ与える影響の差異をもたらすと考え、まちの見方の違いをもたらす働きを「まちを見る感性」と定義し、どのような「まちを見る感性」の働き方が、地域愛着及び主観的幸福感に繋がるかを実証的に検証した。大学生を対象に実施したアンケート調査の結果、「まちを見る感性」は、地域愛着を介して主観的幸福感に影響を与えることが分かり、「まちを見る感性」と主観的幸福感に関係があることが明らかとなった。また、「まちを見る感性」がどのように地域愛着を高めるかに着目すると、主対象に着目することで意味付与が促進され、意味付与(学び・気付き)の構成要素である学び・気付き(想像)が地域愛着に影響を与えることが明らかとなった。