土木史研究
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鉄道が都市の発展に与えた影響に関する史的研究
渋谷を中心として
為国 孝敏榛沢 芳雄
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キーワード: 渋谷, 鉄道, 都市化
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1992 年 12 巻 p. 65-79

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抄録

本稿は、近代の都市の発展と鉄道との関係を探るための端緒として、鉄道が都市の発展に与えた影響について考察した。対象とした渋谷は、東京市域が大きく拡大した明治末期から昭和初期にかけて、鉄道の集中と都市化が相互に作用して発展した地域である。また渋谷は地形的には谷合いの低地であり、また地理的には江戸の外縁部であったことがその後の都市化に大きな影響を与えた。これらを背景にして渋谷は、鉄道路線網の拡充・整備が人口、土地利用、地価等に影響を与えっっ発展を遂げた。その都市化過程を本研究では鉄道の視点から土木史的に解明した。その結果、渋谷は鉄道の集中と都市化が有機的に結合して発展したことがわかった。また都市機能を立体化させることによって、昭和初期に駅を中心とした賑わいの場を創生する基礎を確立していたことがわかった。

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