土木史研究
Online ISSN : 1884-8141
Print ISSN : 0916-7293
ISSN-L : 0916-7293
戦前における京成電気軌道の経営施策と地域との関わりについての一考察
為国 孝敏榛澤 芳雄佐藤 文彦
著者情報
ジャーナル フリー

1995 年 15 巻 p. 195-206

詳細
抄録

本研究では、東京の東部から千葉県西北部に敷設された京成電気軌道を取り上げ、この成立過程と戦前における経営施策の変遷を把握するとともに、これらの経営施策と沿線地域との関わりについて実証的な分析を試みた。
その結果、沿線地域との一体化を念頭において積極的な事業の多角化が進められ、特に電燈電力供給業が経営の内部補助に大きな役割を果たしたため、戦前においては財務的にも優良企業であったことが実証された。さらに京成電気軌道の敷設と事業の多角化が千葉県下を中心とする沿線地域の変容に大きく寄与したことが実証された。

著者関連情報
© 社団法人 土木学会
前の記事 次の記事
feedback
Top