1999 年 16 巻 p. 545-551
本研究は、観光都市「京都」の洛西エリアイメージの構造的特徴 (イメージの集塊性) の把握を当該エリアにおける観光スポットや観光イベントに着目して、観光客と地元住民の比較を通じて行った。そこでイメージの集塊性の特徴把握のため、SD評価データを用いたクラスター分析の適用をはかるとともに、これと従来のイメージ連結図による分析結果との比較を行った。その結果、洛西エリアのエリアイメージを代表する3つのイメージ集塊性を明らかにするとともに、トリップ連関との関連性についても言及した。