土木計画学研究・論文集
Online ISSN : 1884-8303
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EVGCを用いた都市間高速鉄道プロジェクトの便益評価に関する研究
野村 友哉青山 吉隆中川 大松中 亮治白柳 博章
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キーワード: 交通計画評価, 鉄道計画
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2001 年 18 巻 p. 627-636

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抄録

本研究では、まず都市間公共交通において、交通利便性に大きな影響を与えるダイヤ・フリークエンシーを考慮する必要性について考察した。そして、ダイヤ・フリークエンシーを考慮できる指標としてEVGCを定義し、EVGCの指標としての有用性を示した。そして、北陸新幹線をケーススタディとしてダイヤを3パターン設定し、それぞれのパターンについてEVGC及び日最小一般化費用を用いて利用者便益・供給者便益を算出した。その結果、EVGCを用いた場合、ダイヤ設定によって利用者便益が大きく変化し、供給者にとって最適なダイヤ設定が社会的に最適であるとは限らないことを明らかにした。

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