抄録
本研究では, 都心部への自動車乗り入れの抑制の必要性を主張するコミュニヶーションに触れることで生じるであろう心理的な反発, すなわち, 心理的リアクタンスについて理論仮説を立て, それを実証する実験分析を行った.心理的リアクタンスと認知的不協和理論の双方から, 都心部に自動車で訪れる傾向が高いほど, また, 都心部で公共交通手段で来訪する傾向が低い程, 乗り入れ抑制のコミュニヶーションに対する心理的リアクタンスが大きなものとなるとの理論仮説をたて, 検定を行った結果, その仮説を支持する結果が得られた.