抄録
本研究では, 交通政策を行った場合の人々の対応行動についての行動意図を測定し, それを心理学的な観点から修正することで, その交通施策が実施された場合の人々の行動を予測し, それを集計化することで, その交通政策の交通需要に及ぼす影響を予測する行動意図法 (Behavioral lntention法・Bl法;藤井&ヤーリング, 2003) を, 新規バス路線の交通需要予測に適用した.分析の結果, 行動意図と行動との乖離を修正しない従来型の予測方法では, 行動意図法による予測よりも3倍程度も過大な需要予測値を与えることが示された.