土木計画学研究・論文集
Online ISSN : 1884-8303
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宅配貨物輸送における配送拠点の最適配置計画に関する分析
田中 康仁小谷 通泰
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2006 年 23 巻 p. 779-787

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抄録

近年、取扱量が増加している宅配貨物輸送においては、迅速かつ均質なサービスを確保するために、配送拠点を地域間 (上位) と地域内 (下位) 拠点に分類した上で、それらを階層的に配置している。そこで本研究では、近畿圏域を対象として、こうした配送拠点が階層構造をもつ大手宅配2事業者 (民間事業者と郵政公社) を取り上げ、各事業者の配送システムの実態を明らかにするとともに、配置計画問題を適用することにより、現状における階層構造をもった配送拠点の配置の最適性を実証的に検討した。この結果、民間宅配事業者は貨物需要である人口分布を考慮して拠点を配置しているのに対し、郵政公社は拠点を均等に配置しており、こうした状況を反映し、郵政公社の方が配置計画により配送効率を向上できる可能性が大きいことが示唆できた。

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