日本世代間交流学会誌
Online ISSN : 2758-5905
Print ISSN : 2185-7946
研究ノート
レモン栽培を通した世代間交流プログラム参加による 世代性(generativity)の変化
田渕 恵塩﨑 麻里子
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ジャーナル オープンアクセス

2026 年 15 巻 1 号 p. 39-45

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抄録
本研究の目的は、レモン栽培を通した世代間交流プログラムに参加することによる、中・高齢者の世代性(generativity)の変化を検討することである。世代性とは、「次世代を確立させて導くことへの関心(Erikson, 1950)」と定義された概念であり、次世代の世話をしたり知識を伝えたりする行動として表れる。地域在住の中・高齢者と大学生が、レモン栽培を通して約9カ月間対面・非対面の交流を行う世代間交流プログラムを実施し、プログラム参加前後の世代性得点の変化を調査した。その結果、プログラム参加前後で世代性が変化し、特にこれまで社会参加活動の頻度が少なかった中・高齢者において、有意に上昇していることが分かった。本研究により、これまであまり社会活動に参加してこなかった中・高齢者のプログラム参加への抵抗をなくし、自然な交流環境を作ることで、中・高齢者の世代性発達を促すことができる可能性が示された。
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