日本世代間交流学会誌
Online ISSN : 2758-5905
Print ISSN : 2185-7946
論文
日常的エイジズム認知尺度日本語版 (EAS-J) の作成
清水 佑輔
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ジャーナル オープンアクセス

2026 年 15 巻 1 号 p. 15-25

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抄録
世代間交流を阻害する要因の1つとして、エイジズムが挙げられる。本研究では、高齢者が日常生活で頻繁に経験する日常的エイジズムに着目した。本研究の目的は、高齢者が日常的エイジズムをどう認識しているかを検討するうえで有用な尺度であるEveryday Ageism Scaleを日本語に翻訳し、日常的エイジズム認知尺度日本語版 (EAS-J) を作成することである。本調査には高齢者753名が参加し、トラップ質問の回答結果を踏まえ、714名が分析対象者となった。EAS-Jは、「エイジズム的メッセージへの曝露 (2項目; r = .69)」、「対人関係におけるエイジズム (5項目; α = .79)」、および「内面化されたエイジズム (3項目; α = .78)」で構成されており (RMSEA = .05)、十分な信頼性および併存的妥当性を有した。さらに、対人関係におけるエイジズムや内面化されたエイジズムの得点が高い人ほど、人生満足度が低かった (β = –.13, –.14, ps < .001)。今後は、高齢者の日常的エイジズム認知を軽減し、人生満足度を維持・向上する必要がある。
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