抄録
本研究は、孫との関係が祖父母の精神的健康度に及ぼす影響について明らかにすることを目的として実施した。研究参加者として、兵庫県南部A市及び南西部B市に在住し、孫を有する68名(男性20名、女性48名。 62~90歳) を選択した。調査は平成25年10月から12月に実施された。「抑うつ傾向なし群」と「抑うつ傾向あり群」の間で各種調査項目値を比較した結果、「抑うつ傾向あり群」より「抑うつ傾向なし群」の方が、「同居者あり」の割合、「時間的展望促進機能」「道具的, 情緒的援助機能」「日常的、情緒的援助機能」の各平均値が有意に高かった。 本研究の結果より、孫との関係が祖父母の精神的健康に良い影響を及ぼすことが示唆された。