日本世代間交流学会誌
Online ISSN : 2758-5905
Print ISSN : 2185-7946
ESDの視点からの世代間交流の可能性と課題
萩原 元昭
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キーワード: ESD, 世代間交流, 参画権
ジャーナル オープンアクセス

2016 年 6 巻 1 号 p. 09-14

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抄録
今日、ESDと世代間交流の両概念が重視される背景には地域、地球の経済、社会文化、自然の環境を持続可能な状態で、次世代に継承していくには危機的な問題状況が山積している点があげられる。本稿ではまずESDと世代間交流の概念の関連性、特にその共通点と背景としての問題状況 と必要課題を明らかにした。さらに、その課題にアプローチするのに不可欠と考えられる子どもの主体的な参画権を取り上げ、具体的には、現おとなの世代と次世代の子どもの世代の参加、参画の実践システムの構造的相違のモデルを提示した。さらに次世代の子どものESDへの参画をファシリテイトするおとな世代の好事例として「オホーツクミニタウン」と「乳幼児期におけるESD活動へのママ世代の支援」の2事例を提示した。 最後に ESDの視点から世代間交流の可能性を明らかにするためにESDと世代間交流の関連のタイプ「並列関連型」から「統合型」 への視座の転換を提案する。 具体的には次世代の子 どもの ESDへの7つのプロジェクトへの参画におとな世代がどのようにファシリテイトしたらよいかその課題性と役割の重要性を指摘してこれからの世代間交流の新たな課題と可能性について示唆し、言及した。
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© 2016 日本世代間交流学会
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