日本世代間交流学会誌
Online ISSN : 2758-5905
Print ISSN : 2185-7946
児童期の異世代交流体験が及ぼす効果に関する意識調査の分析
樋口 勝一
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2016 年 6 巻 1 号 p. 59-68

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抄録
本研究では、平成25年に兵庫県青少年団体連絡協議会より報告された兵庫県内在住者 225 人を標本とした児童期の体験についての意識調査のうち、 異世代交流体験が大人になってから 役立ったかどうかに関する7つの設問とそれら異世代交流の未体験率を分析した。  今回注目した異世代交流体験は年代、性別、 在住地域、兄弟姉妹の有無にかかわらず、どのような集団からも大人になって役立ったとされた。 中でも、これら異世代交流体験には歳を重ねるにつれて役立ったと感じるような効果があることもわかった。 また、 異世代交流体験が少ない都市部よりもそれ以外の農漁村山間部が多い地域在住者の方が役立ったと感じる人が多いことも判明した。 一方で、このような体験をしたことがないとする人が、祖父母との同居については4人に1人、 その他の体験でも10人に1人いて、 特に、 若い世代や都市部在住者、 一人っ子にその傾向が強いこともわかった。
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© 2016 日本世代間交流学会
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