抄録
横浜市では, 平成8年度より本格導入した排水性舗装の交差点部に, 車両タイヤのねじれ応力によって 骨材飛散が発生してしまった. このことから, 各種骨材飛散対策について機能性, 骨材飛散抑制効果, 経 済性, 環境性を考慮してねじれ抵抗性改善型ポリマー改質アスファルトH型を使用したポーラスアスファ ルト混合物を選出し材料規格を設定した. この選定した骨材飛散対策を平成13年度より試験的に導入し, 最大で3年の供用期間が経過した平成16年度に追跡調査を実施した. 追跡調査の結果, 人力舗設施工箇所 および施工ジョイント部に骨材飛散が発生しているものの概ね健全な状態であることを確認した.