2008 年 13 巻 p. 39-46
供用下での舗装の温度は, 夏期には60℃にも達する. アスファルト混合物のスティフネスは, レジリエントモデュラス試験や一軸圧縮試験で測定が行われるが, 60℃のような高温域では未だ測定方法が確立されていない. また, 高温域の実験では, 供試体形状も測定に大きく影響を与える. このことから, 高温域でのスティフネスの測定を一軸圧縮試験を用いて検討した. この結果, 60℃での計測が可能なスティフネスの測定方法と供試体形状とを見いだし, 密粒度アスファルト混合物, ポーラスアスファルト混合物, SMA 混合物, グースアスファルト混合物それぞれのスティフネスを測定することができた.