舗装工学論文集
Online ISSN : 1884-8176
ISSN-L : 1884-8176
路面の体感評価試験における被験者数について
富山 和也川村 彰石田 樹高橋 清
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2008 年 13 巻 p. 9-15

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抄録

本研究の目的は, 路面平たん性に対する利用者許容度の体感評価において, 統計的に必要な被験者数を検定力分析により算定する事である. 被験者数は, 統計的有意水準, 母集団効果量, 検出力の関数となるが, 効果量については, 個々の研究に委ねられる. そこで本研究では, ドライビングシミュレータによる体感評価試験から, 平たん性評価における効果量を算出した. その結果, 中から大の効果量は, 車両上下加速度実効値 0. 35m/s2以上の低減が見込める場合であり, この場合 20名以上の被験者数でよい事がわかった. 一方, 加速度実効値の差が 0. 3m/s2以下の小さな効果量では, 400名以上の被験者を要する場合がある. 必要人数に満たない試験では, 統計的信頼区間を求め, 路面評価における体感試験結果の一般化を避けるべきである.

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