抄録
高機能舗装の切削材をプラント再生工法により, 高機能舗装混合物へ再生する場合, 粒径5~0mmの再生骨材の使用に対しては, 配合および製造面において課題が示されている. そこで, 当該再生骨材を使用した配合設計および混合物の製造に関する検討を行った. その結果, 再生骨材を粒径13~5および5~0mmに分級し, これらを併用した骨材配合とすることで, 粒径5~0mmの再生骨材の活用だけではなく, クラッシングのみを行った再生骨材 (粒径13~0mm) を単独で配合する場合に比べ, 再生骨材の混入率を高く設定することが可能であること, また, 再生加熱ドライヤー内への付着防止対策のほか, 骨材配合の微調整を行うことで室内配合設計と同様な再生混合物の製造が可能であることが確認された.