ペット栄養学会誌
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担癌犬における化学療法の実施が血漿アミノ酸濃度に与える影響
小野沢 栄里生野 佐織平松 朋子小田 民美森昭博呰上 大吾左向 敏紀
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2015 年 18 巻 Suppl 号 p. suppl_25-suppl_26

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抄録

担癌犬と健常犬の血漿アミノ酸濃度の比較および化学療法前後における血漿アミノ酸濃度の変化を検討した。移行上皮癌を罹患した犬は Proline、3-Methylhistidine、1-Methylhistidine、Carnosine、Tryptophan、芳香族アミノ酸において有意に高値を示し、 Ficher比は有意に低下した。化学療法前後における血漿アミノ酸濃度の比較を行ったところ、治療開始1週間後においてGlutamine、Proline、Alanineは顕著に上昇していた。1回目の投与開始から3週間後の血漿アミノ酸濃度はコントロール犬よりも低値を示したアミノ酸が多かった。さらに投与開始6週間後の血漿アミノ酸濃度は3週間後のアミノ酸濃度より上昇し、健常犬のアミノ酸濃度に近づいた。以上より、担癌犬において治療効果判定の指標およびアミノ酸を用いた栄養学的介入の可能性が示唆された。

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© 2015 日本ペット栄養学会
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