ペット栄養学会誌
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一般演題
ジャンガリアンハムスターとロボロフスキーハムスターにおける行動量とストレス感受性の差異に関する研究
池田 裕美山口 剛史小平 桃子Bahry M.A.Chowdhury V.S.安尾 しのぶ古瀬 充宏
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2016 年 19 巻 Suppl 号 p. suppl_40-suppl_41

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抄録

ジャンガリアンハムスターとロボロフスキーハムスターは同属でありながら、ロボロフスキーハムスターはヒトに慣れにくく多動性を示す。これまでの研究により、ジャンガリアンハムスターに比してロボロフスキーハムスターにおいてストレス感受性が高いのではないかと仮説を立て、多動性とストレス感受性との関連性を解明することを目的とした。単離ストレスを負荷し、多動性がストレス感受性と関連しているか否かを検討するために3種類の行動試験を実施した。その結果、ロボロフスキーハムスターの多動性が不安様行動を反映している可能性が示唆された。しかしながら、単離ストレスに慣れが生じたことや、単離ストレスがハムスターに対し弱いストレスであることが認められた。

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© 2016 日本ペット栄養学会
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