ペット栄養学会誌
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内因性カンナビノイド関連遺伝子発現に対するアラキドン酸摂取の影響
津山 翔一郎及川 大地山崎 康子高木 小百合古瀬 充宏
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2007 年 10 巻 Supplement 号 p. 15-16

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抄録

アラキドン酸の摂取がマウス脳内の内因性カンナビノイドの産生に対し,遺伝子レベルで影響を与えるか否かを検討した。はじめに内因性カンナビノイドの構成要素の一部であるアラキドン酸をマウスに1週間摂取させた,屠殺後速やかに脳を採取しRNAを抽出した後,real-time PCR法を用いてカンナビノイドレセプター1(CB1),内因性カンナビノイドの合成・代謝酵素のmRNA量を測定した。結果として今回の実験条件下では,どの遺伝子の発現量にも有意な差は見られなかった。しかしながら,内因性カンナビノイドの合成に関わる酵素の遺伝子発現とレセプターの遺伝子発現との間には相関関係が見出された。

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