日本医療経済学会会報
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1920年イギリス『ドーソン報告』の再評価
階級的視点から
鶴田 禎人
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2007 年 27 巻 1 号 p. 49-78

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抄録

これまで、1920年イギリス「ドーソン報告」に対しては、採用する分析方法に応じて、相対立する評価が与えられてきた。本稿は、階級的視点から、「ドーソン報告」に関連する当時の議論状況の整理を試みた。そして、1919年労働党「覚書」の重要性を見出し、「ドーソン報告」がそれへの保守的対応であったことを明らかにした。また、それを通じて、クラス・ブラインドな「コンセンサス・アプローチ」の限界の一端を示した。

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© 2007 日本医療経済学会
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