元東北大学大学院経済学研究科
2013 年 30 巻 1 号 p. 28-43
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本研究の目的は、欧米各国における患者の自己決定権のあり方を法規定の面から比較検討し、患者の自己決定権をめぐる論点を明らかにすることである。筆者は、アメリカ、スウェーデン、イギリスの事例を取り上げ、そこには多くの共通点とともに注目すべき相違点もあることを認めた。これらを考察することによって、結論として、患者の自己決定権の実効性の確保、歴史的な経過や医療制度の特徴を反映させる必要性、情報の共有プロセスの実体化の三つの論点を提起した。
医療福祉政策研究
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