土壌総水銀, チオリンゴ酸可溶性水銀, 有機水銀および玄米水銀の還元気化原子吸光光度法による測定方法を組み立てた. 玄米分解時の水銀の損失防止のため, サッカーによる吸引を必要としないガス捕集管を考案した. 関東地方陸地火山灰土壌13点について総水銀0.07~0.34ppm, 可溶性水銀<0.004~0.075ppmを得た. その最高は東京表層土 (西ケ原), 最低は八丈島下層土 (服部屋敷) であった. 水田土壌 (4県農試) について, 水銀未使用のいもち病発生予察田で総水銀0.09~0.49ppm, 可溶性水銀<0.004~0.059ppm, 地続きの一般試験田でそれぞれ0.14~0.78ppm, <0.004~0.081ppmを得た. 酢酸フェニル水銀を土壌混和9年後の圃場で可溶性水銀写yppmと玄米水銀詔xppmとの間に1次式写y=0.255x+0.007を得た. 玄米水銀の株間偏差 (st) は0.013ppmであった.