Journal of Pesticide Science
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新規7種の2,2-dimethylchmmene 誘導体の Oncopeltus fasciatus および Pieris brassicae 幼虫の形態形成に及ぼす影響と殺虫活性
Adrien FÓNAGYTibor TIMÁRPéter SEBÖKBéla DARVASPéter KULCSÁRLászló VARJAS
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1991 年 16 巻 2 号 p. 267-269

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抄録

Chromene の C6およびC7位に alkoxy 基を持つ2,2,5-trimethylchromene を合成し, O. fasciatus 若虫の形態形成に及ぼす影響を調べた結果, 6種の化合物で早熟変態活性が認められ, そのうち3種は precocene 2よりも高い活性を示した. これらの化合物の殺虫活性は, 早熟変態活性が高いものほど逆に低下することが認められた. P. brassicae に対しては早熟変態活性を示すものは認められなかったが, C7位に比較的大きな alkoxy 基を導入すると高い殺虫活性が得られ, 4種の化合物は precocene 2よりも高い殺虫活性を示した.

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