Journal of Pesticide Science
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ペントキサゾン分解性土壌微生物の単離: その特徴と代謝産物
除草剤ペントキサゾンの微生物分解 (第3報)
薩摩 孝次林 靖佐藤 清大山 和俊牧 伸一橋村 元雄加藤 保博
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25 巻 (2000) 4 号 p. 357-364

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抄録

除草剤ペントキサゾンを代謝分解する微生物を牛久水田土壌より希釈平板を用いて単離した. 得られた5菌株の特徴を調べ, またこれらの単離菌によるペントキサゾンの代謝物を同定した. これら5株の単離菌 (1B, 2B, 7B, 21B, および9A) は, その形態的および生理的特徴から, それぞれ, Pseudomonas fluorescens, Bradyrhizobium japonicum, 2系統の Xanthomonas oryzae, および Bacillus sp. と分類あるいは同定された. これら5株の分解菌は好気性菌として分類されるものの, 塗抹法ではなく, すべて混釈法を用いて作成した平板から単離された. このことからこれらの単離菌は大気に比べ低い酸素濃度を好むか, あるいは耐える菌株であると考えられた. これらの単離菌は, 100倍希釈肉エキス培地中で速やかにペントキサゾンを分解した. 代謝産物はそれぞれの菌株により異なっていた. 主な代謝物は1Bおよび2B株ではA-0505, 7B株ではA-0480, 21B株ではA-1374, 9A株ではシクロペンチル環がモノ水酸化を受けた2種の化合物であった. A-0505を出発物質として与える試験により, 7B, 21Bおよび9A株においてはA-0505を中間代謝物とすることが確認された.

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