5 巻 (1980) 2 号 p. 267-270
マウスマイクロソームの酸化酵素系により diuron, methazole および linuron の代謝を行ない, 薄層板上, 葉緑体/2,6-dichlorophenolindophenol 系で Hill 反応阻害剤を分析し, さらに diuron および methazole については14C-標識化合物を用いて検討した. 各化合物から3,4-Cl2-φ-NHC(O)NHCH3を始め, Hill 反応阻害活性を有する代謝物が生成された. N-メチル基の水酸化, それにひき続く酸化あるいは脱アルキルにより3,4-Cl2-φ-NHC(O)R型代謝物として, diuron から-N(CH3)CH2OH, -N(CH3)CHO, -N(CH2OH)2, -NHCH3, -NHCH2OH, -NHCHO, および-NH2が, linuron から -N(CH2OH)OCH3, および -NHOCH3 が生成した. また methazole のN-脱メチル, linuron のO-脱メトキシ, および methazole の還元的分解が認められ, 後二者により3,4-Cl2-φ-NHC(O)NHCH3が生成する. 他の代謝物として isourea-N-oxide, 3,4-Cl2-φ-N(O)=C(OH)NHCH3が diuron の酸化および methazole の分解により生成した.