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Journal of Pesticide Science
Vol. 6 (1981) No. 3 P 327-336

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http://doi.org/10.1584/jpestics.6.327


硫酸亜鉛をICR系マウスおよび Wistar 系ラットの飼料中に0, 300, 3,000, 30,000ppmの濃度で混入し, 13週間の亜急性毒性試験を実施した. 30,000ppm濃度群では, マウスおよびラットともに体重増加抑制, 摂餌量の低下がみられ, 血液学的検査の一部の異常と膵臓の外分泌腺に退行性病変が認められた. さらに, 同群のマウスでは, 飲水量の減少と血液生化学的検査値の一部に有意な差が認められた. また, 雌雄とも胃, 小腸および脾臓に毒性病変があり, 雌では腎にも病変が認められた. 試験期間中, 30,000ppm濃度群のマウスにおいて雄4匹, 雌1匹が死亡あるいは瀕死の状態で発見された. 本試験における硫酸亜鉛の最大無作用量は3,000ppmと判定された. これはマウスの雄では450mg/kg/日, 雌では479mg/kg/日に相当し, ラットでは雄が234mg/kg/日, 雌では243mg/kg/日に相当する.

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