Journal of Pesticide Science
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メプロニル (バシタック®) のイネ体における代謝
弓田 隆司庄子 明徳山本 出
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6 巻 (1981) 3 号 p. 347-349

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抄録

3~4葉期のイネを14C-メプロニル10ppmを含む水耕液で5~10日栽培した. 吸収された放射能のうち, メタノール: 水 (2:1) で抽出されない分は, 5日で20.1%, 10日で35.1%と徐々に増加した. これを加水分解して 3-isopropoxyaniline と 3-anisidine が得られた. メタノール: 水抽出画分中, メプロニルが主成分で吸収放射能に対し, 5日で68.0%, 10日で51.8%であった. この他, 11種の代謝物が遊離または抱合体として存在するが, そのうち5種: 3′-hydroxy-2-methylbenzanilide, 3′-(1-hydroxymethyl)ethoxy-2-methylbenzanilide, o-toluic acid, 3′-isopropoxy-2-hydroxymethyl-benzanilide および 3′-methoxy-2-methylbenzanilide が同定された. このことからメプロニルは3箇所で酸化される一方, アニリド結合でも開裂するといえる. 葉面処理, 茎注入の結果もおのおの同様であり, メプロニルと代謝物は施用部位から上方に移行するが, 下方にはほとんど移行しなかった.

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