海藻, ハナヤナギより抽出して得たドウモイ酸は, ゴキブリおよびイエバエに対して強い殺虫活性を示した. 注射法によりワモンゴキブリ雄成虫に対する本物質の最小致死薬量は0.8μg/g体重であった. またワモンゴキブリ雄成虫より摘出した後腸に対しても本物質は顕著な収縮活性を示した. 以上の事実から, ドウモイ酸の昆虫体内での作用点は神経・筋接合部位であると推論した. 本物質の構造活性相関を調べるためにドウモイ酸関連化合物を種々合成し, その殺虫活性および腸管収縮活性とを測定した. その結果, 殺虫活性, 腸管収縮活性ともに化学構造と密接な相関関係のあることが明らかになった.