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Journal of the Japan Petroleum Institute
Vol. 59 (2016) No. 4 p. 149-154

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http://doi.org/10.1627/jpi.59.149

一般論文

食品工業で広く用いられているソルビトールは水熱分解によってバイオマスから回収可能であるが,その過程における分解挙動を把握することは必要不可欠である。水熱条件下におけるソルビトールの分解挙動を解明することを目的として,ソルビトールの水熱分解を170~250 ℃の温度範囲,25 MPaで流通反応器を用いて行った。分解は一次反応速度で表され,その速度定数はアレニウスの法則に従った。頻度因子および活性化エネルギーも決定した。ソルビトール異性体であるマンニトールと比較すると,ソルビトールの分解の方が急速で,構造の違いにより水分子の近づきやすさが異なるためと考えられた。マンニトールとソルビトールの活性化エネルギーはそれぞれ29.1 kJ mol−1と28.3 kJ mol−1で同等であったが,頻度因子は6.19 s−1と42.9 s−1で,マンニトールがソルビトールよりも一けた低い値であった。

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