Journal of the Japan Petroleum Institute
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一般論文
日本の地域社会におけるトマト残査の超臨界水ガス化のプロセス設計と評価
Paksung Nattacha加藤 純一中島田 豊松村 幸彦
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2018 年 61 巻 4 号 p. 213-218

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抄録

本研究では,日本の広島県北広島町という地域において発生するトマト残査の超臨界水ガス化(SCWG)による有効利用を検討した。計算はこの地域におけるトマト残査発生量に基づいて行った。プロセスの設計は熱交換器ネットワークを用いたエネルギー回収の検討をベースとして行った。反応器の温度と圧力は,それぞれ600 ℃と25 MPaとした。プロセス効率は熱力学に基づいて計算した。ガス生産に関するトマト残査の可能性の評価はエネルギー,経済,環境影響の観点から行った。結果として,トマト残査のSCWGによって得られる正味のエネルギー生産は10.45 MJ/kg-feedstockとなった。1年あたりに発生するトマト残査は全体で76 MWhの電力を生産することができ,二酸化炭素排出量を13.6 t削減できることを確認した。

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© 2018 公益社団法人石油学会
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