2024 年 67 巻 6 号 p. 209-216
アルミナやチタニア等の金属酸化物をメソポーラス化するための我々の方法論として両親媒性有機化合物の自己組織化を伴うソフトテンプレート法を紹介する。溶媒を急速に揮発させる一般的なスピンコートプロセスを利用して合成条件を効率的に最適化し,温度制御が可能な噴霧乾燥プロセスと組み合わせることで高比表面積の酸化物系材料を粉体として回収するスマートな合成法を一般化した。触媒担体としてメソポーラス金属酸化物の使用を説明するために,固体に取り込まれた窒素酸化物(NOx)を水素化してガス状のアンモニア(NH3)を合成するためのナノ複合触媒の化学組成を調査した。貴金属触媒の一段階導入とNOx貯蔵用の追加成分の含浸によって多孔質金属酸化物ベースのナノ複合触媒を調製した。NOx吸蔵とH2還元を交互に繰り返すガス切り替え操作によりNH3を選択的に合成するよう反応プロセスを設計した。