30 巻 (1987) 6 号 p. 446-448
CoMo触媒の活性に及ぼす前処理の影響を検討するため硫化と還元を組み合わせた種々の前処理を施したCoMo触媒を用いて390°C, 10MPaでSRC-II重質留分の水素化処理を行った。予備硫化を施すことによって, 触媒の水素化 (HGN), 水素化脱窒素 (HDN), 水素化脱硫 (HDS) 活性はいずれも促進された。しかし予備硫化と異なり, 予備還元後の硫化はHDS活性の向上に対してだけ有効であることが見いだされた。予備還元に伴う触媒活性の変化は主としてCo位での変化によるものと推定された。