2004 年 49 巻 1 号 p. 14-18
日本薬学図書館協議会の関東地区協議会では, 地区会活動の一環として「関東地区研究会」を設けて, 1978年(昭和53年)より継続的に活動をおこなっている。発足当時, 図書館員の資質向上を組織的におこなうことを目指して設けられたもので, 参加者個人に対する研鑽という点では, これまで一定の成果が出ていると思われる。しかし, 近年は参加者・参加館ともに減少の傾向にあり, 活動内容についても実務的なテーマに沿ったものが求められることが多くなってきた。今後は参加者個人に対してのみならず, 参加者が所属する館, および関東地区の加盟館全体に対しても, 成果のフィードバックができるような活動内容を考えていく必要がある。