2004 年 49 巻 2 号 p. 89-95
電子ジャーナルは, 国内の学術・研究機関でも急速にその導入が進んでいる。電子ジャーナルの利用が一般化する中で, その契約形態は多様化し, 単一機関での契約からさらには複数機関の合同によるコンソーシアム契約も数多く成立するに至っている。しかし, これらの契約形態は一様ではなく, その確定にあたっては, 様々な協議や交渉も必要となる。ここでは, 多様化する最近の電子ジャーナル契約の形態を概観するとともに, 電子ジャーナルとの関連で新たに登場しているいくつかのサービスにも簡単に言及する。