2005 年 50 巻 1 号 p. 22-26
インターネットの普及に伴い, そのセキュリティが一層重要になってきた。セキュリティは可用性, 完全性そして機密性の3つの要素からなる。それらを脅かすものとして, Emailにおけるspamやワーム(ウイルス)そしてクラッキングなどの様々な問題点があげられるが, それらに対処するための然るべき方法もある。可用性を脅かす要因としては, 外的なものよりもむしろ組織内部での誤った利用方法にあり, セキュリティと利便性は両立しないという大原則に立ち返り, 留意して使う必要がある。