最近5年間 (2000年1月から2005年4月) にCurrent Contents®の生命科学・臨床医学版に収載された論文からインパクトファクターに関する136論文を抽出し, インパクトファクターの用途を調査した。その結果, 1) 特定のテーマ分析への直接利用(30%);2) 分析対象データの抽出基準(21%);3) コアジャーナルの判定指標(11%);4) インパクトファクターの疑問視・否定(7%);5) 補正・補完利用の推進(7%)の5つに分けられた。またアンケート結果より, 医学分野の研究者はインパクトファクターに対する意識は高いが, 本来の有効利用へ向けての改善が必要であることがわかった。