2007 年 52 巻 3 号 p. 207-210
富山県と富山大学との間で締結された「包括協定」に基づき, 具体策の1つとして「とやま医薬・健康情報ライブラリー」構想が構築された。同構想は(1)薬学教育の充実と教育研究資源の活用による地域企業支援, (2)医学教育の充実と教育研究資源の活用による地域医療関係者支援, (3)和漢医薬に関する総合情報システムの構築による国内外の大学・研究機関等への情報発信および医薬品創出と輸入生薬・食品等の安全性基準の高度化, (4)医薬・健康情報提供システムの構築による医薬・健康業関係者の生涯学習環境基盤整備および県民への情報サービスの4つを柱として, 事業化を進めている。