植物学雑誌
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Note on Spore Germination and Protonemal Growth Controlled by Day Length in Bryum pseudo-triquetrum
Kenjiro KINUGAWASasuke NAKAO
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1965 年 78 巻 924 号 p. 194-197

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抄録

衣川堅二郎•中尾佐助: 長日条件でおこるセン胞子の発芽と原糸体の生長Bryum pseudo-triquetrum では胞子の発芽と原糸体の生長が長日条件だけで起こる. すなわち長い引続いた暗期は原糸体の生長も胞子の発芽も抑制する. 培養は胞子を無機養分とグリコール酸を含む培養液に浮べ, 23°-25°に調節した照明恒温箱の中で行なった. 光源には昼光色螢光燈 (FL-20D三菱) を使い, 明るさは1200Luxであった. 限界暗期の長さは現在の培養条件では, 原糸体生長の場合10から14時間, 胞子発芽の場合8から14時間の間にあった. さく毎に採取した胞子の感受性にはかなり大きい幅の変異がみられた. 1200Luxの短かい照明を長い暗期の中央に入れると発芽や生長に対する暗期の阻害はなくなる. 挿入する照明の時間は2分以上で効果が現われ, 瞬光1回では無効であった. (大阪府立大学農学部).

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© The Botanical Society of Japan
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