植物学雑誌
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マメ科植物数種の根粒の細胞学的研究 II
児玉 明
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1967 年 80 巻 944 号 p. 92-99

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抄録

1) マメ科植物の7連 (tribe), すなわち, Cassieae, Trifolieae, Loteae, Galegeae, Hedysareae, Vicieae, Phaseoleae に属する19種の根粒の染色体および根粒の形態を観察した. 2) 観察されたセメ科植物の根粒には2倍性と4倍性のものがみられた. これらは分類学上のtribe によってほぼ一定である. 3) 観察されたマメ科植物の根粒には分裂組織が先端にのみある先端型と, 周囲に散在する周囲型とがあり, これらは分類学上の tribe によってぼほ一定である. 4) 周囲型の根粒は主として2倍性で, tribe Hedysareae, Phaseoleae に, 先端型の根粒は主として4倍性で, tribe Cassieae, Trifolieae, Galegeae, Vicieae の種にみられる. 5) 根粒細胞の倍数性は, 種または tribe の本質的な性質と推定される.

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