植物学雑誌
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銚子産材化石 No. 5
西田 誠
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1967 年 80 巻 954 号 p. 487-497

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抄録

前報1)に引き続いて4種の材化石を報告する. そのうち3種は明かに新種である.Brachyoxylon nipponicum sp. nov. は B. notabile に似ているが髄線が2列になり, しかも細胞高が高いことによって区別される. B. raritanense も本種に似ているが, 分野に1-9個の小眼形の膜孔があるので本種と区別される.
Planoxylon choshiense sp. nov. は仮道管の切線壁上にも連接する有縁孔を有する点でこの属の他の種と区別できる. その他髄線の構造にも特徴がある. Protocedroxylon japonicum sp. nov. はスピッツベルゲンや南カラフトから知られている P. araucarioides に最もよく似ているが, 髄線の細胞高が高く, 分野の膜孔が少いので区別できる. 第4の種 Araucarioxylon sp. は A. kiiense と似ているが, 髄線の細胞高は低く, かつ常に1列である点がちがう. Dadoxylon sidugawaense にも, 年輪がないという他はよく似ている.

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